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ヘルメットをはずしたとき、頭が臭いと感じたことがある方も少なくないでしょう。「いつも清潔にしているのにどうして?」と思う場合には、においの原因を知って正しい方法で頭を洗ってあげることが大切です。
本記事では、赤ちゃんの頭が臭い理由と対処法について解説します。赤ちゃんの頭のにおいを軽減できるかもしれません。適切にケアして清潔な頭を保ってあげてください。
赤ちゃんの頭が臭い2つの原因
赤ちゃんの頭が臭い原因は主に2つあります。
1. 頭皮の皮脂によるベタつき
赤ちゃんの肌は乾燥しやすく、顔や体は保湿が欠かせません。そのため、頭皮も乾燥していると思われがちです。しかし、赤ちゃんの頭には体に比べて多くの皮脂腺があります。つまり、皮脂の分泌が多く常にベタベタした状態です。
特に生後2カ月頃まではおでこのあたりもベタつくことがあります。赤ちゃんの頭ににおいが脂っぽいという場合は、皮脂によるベタつきが原因かもしれません。
2.汗による雑菌の繁殖
汗腺とは汗を分泌する腺のことです。赤ちゃんは体が小さいものの、汗腺数は大人と変わりません。そのため体に汗をかきやすく、頭皮も例外ではありません。頭皮に汗をかき、長時間そのままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなります。これにより赤ちゃんの頭が臭くなってしまうのです。
赤ちゃんの頭のにおいを防ぐシャンプーの方法
赤ちゃんの頭のにおいを防ぐためには、1日1回しっかりと頭を洗いましょう。汚れを落とせていなかったり、赤ちゃんに合わないベビーソープなどを使っていたりする場合はにおいの原因を取り除くことができません。
ここからは、赤ちゃんの頭のにおいを防ぐための頭の洗い方をご紹介します。赤ちゃんの頭を清潔に保つ参考にしてみてください。
赤ちゃんの頭専用のシャンプー(ベビーヘアシャンプー)を使う
赤ちゃんを洗うための洗浄料の中には、頭も体も両方洗えるタイプがあります。しかし、このタイプは赤ちゃんのデリケートな肌に配慮しているため、頭皮用には不向きです。このタイプでシャンプーした頭を洗った場合、頭皮に汚れが残ってしまい、においの原因となる可能性があります。
一方、ヘア専用のベビーシャンプー(ベビーヘアシャンプー)なら洗浄力が高いので、しっかり汚れが落とせてにおいも軽減できるでしょう。洗浄力が強いといっても、赤ちゃん用であれば刺激も少ないので安心して使用できます。なお、大人用のシャンプーは刺激が強く頭皮がかぶれたりする可能性があるので、赤ちゃんには使わないようにしましょう。
赤ちゃんに使うヘア専用のシャンプーは以下のポイントに注意して選びましょう。
- ・洗浄力が強く、泡立ちのよいもの
- ・自然由来の成分でできていて、香料や着色料などの余計なものが入っていないもの
- ・目に入ってもしみにくく、赤ちゃんの口に入っても無害なもの
- ・髪の毛の絡まりを防ぐもの
- ・泡切れがよく、ヌルヌルしにくく使いやすいもの
指の腹でしっかりと洗う
赤ちゃんの頭は、顔や体と同様に、しっかりと泡立てながら洗いましょう。逆に、なでるように洗っただけでは汚れが落ちず、においの原因になります。まずはシャンプーをしっかりと泡立て、指の腹を使ってマッサージしながら洗いましょう。
しっかり洗い流す
赤ちゃんのシャンプーで難しいのがすすぎです。赤ちゃんの顔に水がかかるのが怖いからといって、濡らしたガーゼで簡単に拭いて終わりにしてしまう方も少なくありません。
しかし、これではシャンプーが残ってにおいの原因になりやすく、頭皮トラブルにつながりかねません。シャンプーした頭皮はシャワーでしっかりと洗い流しましょう。
この際、水流の優しいシャワーを頭頂部からかけ、しっかり泡を流します。顔に水がかかって泣いてしまうかもしれませんが、できるだけ口や鼻に入らないように、頭を少し持ち上げて水量を減らして洗い流しましょう。
赤ちゃんの頭は適切にケアしよう
赤ちゃんの頭が臭いことには皮脂腺や汗腺数が大きく関係している場合が多いです。赤ちゃんの肌はデリケートですが、頭皮に関しては大人とそれほど変わらないためしっかりとケアしてあげてください。
まずは、今使用している洗浄料が赤ちゃんの頭専用シャンプーであるかを確認してください。なお、大人用のシャンプーは刺激が強いため赤ちゃんには使用しないようにしましょう。
そして頭を洗う際は指の腹でしっかりと洗い、シャワーで最後まで洗い流します。洗い方やすすぎが中途半端になるとにおいの原因になるだけでなく、頭皮トラブルにつながるので注意が必要です。これらのポイントを徹底して1日1回頭を洗うことを心がけてください。
理学療法士・義肢装具士の資格を持つAHSJapan編集メンバーがヘルメット治療や赤ちゃんの頭の形に関するコラムを交代で執筆・ヘルメット治療体験談を掲載しています。
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