FAQ
よくあるご質問
頭の形について
Qかかりつけのお医者様が「ほっといても自然に丸くなる」と言うのですが・・・
A
確かに、変形度合の軽い場合には、まだ頭の成長が活発なうちに体位変換やタミータイムの工夫で変形は緩和していく可能性はございます。
ただし、「ほっといても」ではなく、能動的な工夫が必要です。頭の成長があとどれだけ残されていて、その成長を形成が不十分な場所(扁平部分)にいかに優位的に導けるかということが重要です。
変形が中等度にまで達してしまうと、そのような努力をしても、標準的な形状まで導いてあげることは難しいかもしれません。
重度に至っては更に困難で、突出部分を下にして寝るのは不安定、それ以前に不可能なことも考えられます。
スターバンド治療をしなかったお子様の頭の形状変化例については、少数ではございますが初回の頭部スキャニング時にご覧いただけます。
Q昔は頭のゆがみが問題視されることはなかったように思いますが・・・
A
今も昔も赤ちゃんは出生時に頭に変形があることは珍しくなく、日中は様々な体位をとり、就寝時はうつ伏せ寝をさせることにより、6~8週間ほどで変形は緩和されていくと言われてきました。
ですが、昨今のキャリアーやベビーカーの普及に加え、仰向け寝の推進運動により、赤ちゃんはいつも同じ体位で過ごす傾向となり、これが赤ちゃんの運動機能の発達を遅らせ、更に同じ姿勢を好むようになり、頭に変形を持つ赤ちゃんが増加するという結果となりました。
また、欧米では中世の時代より頭の形は重要視されており、日本のグローバル化が進むにつれて、歯並びに続き頭の形も気を留められるようになってまいりました。
Qどうして頭の変形が起こるのですか?
A
頭蓋骨縫合早期癒合症等の病的要因とは別に、位置的要因で頭の変形は起こります。
まだ成長途中の柔らかい赤ちゃんの頭は、一定の方向に寝続けることにより、接触面の部分は成長が妨げられ、その隣接する空間に向けて成長が促されてしまいます。
スターバンドブログにて詳しくご説明しております。