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スターバンドブログ
人の頭部には、大切な脳を守るために硬い頭蓋骨があります。頭蓋骨は生まれたときからずっと硬いわけではなく、赤ちゃんの頃は寝るときの姿勢などによって形が変わってしまうほどに柔らかいのです。
ご家族にとって、気になる形のまま赤ちゃんが成長してしまうのは心配かもしれません。本記事では、赤ちゃんの頭の形が前後方向に長く、エイリアンのようで心配な方向けに、治療や対策方法について解説します。
頭の前後幅が長くなる「長頭症」について
頭の前後幅が横幅と比べて明らかに長くなっている状態のことを、長頭症と言います。赤ちゃんの頭が変形してしまう理由はいくつか考えられますが、その中で代表的な例を3つ解説していきます。
寝ているとき横を向いている時間が長い
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ頭が柔らかいため、外部からの影響で形状が変わってしまう場合があります。寝ているときに横を向いた姿勢でいることが長いと、長頭症につながる可能性があります。
生まれたばかりの赤ちゃんは視力が弱いため、周囲の景色がはっきりとは見えていません。そのため、ベッドの周りに音のなるおもちゃやメリーを置いているならば、定期的に位置を変えて赤ちゃんが音に合わせて様々な方向に向くように促してあげましょう。
また新生児集中治療室にて長期間の治療が必要な場合、人工呼吸器や保育器、呼吸心拍モニターなどを付けることがあります。
こうした治療は横向きの姿勢のまま長くいることが多くなるため、赤ちゃんの頭の形が変形して長頭症になってしまう可能性があります。
吸引分娩で産まれてきた
吸引分娩の場合長頭症になることがあります。吸引分娩とは、金属製あるいはシリコン製の専用器具を用いて赤ちゃんの頭を吸引し、出産を促す方法です。
通常、赤ちゃんの頭は下を向いているため、吸引分娩では頭を引っ張ることになり、その圧力によって赤ちゃんの頭の形状が変わってしまうのです。
頭蓋骨縫合早期癒合症による場合
寝ている姿勢の癖や出産時に外部から力が加わること以外に、病気が原因となって赤ちゃんの頭が変形してしまうケースもあります。
それが、頭蓋骨縫合早期癒合症です。頭蓋骨縫合早期癒合症は7つのピースに分かれている頭蓋骨の縫合線が何らかの要因によって早く癒合してしまう病気を指します。
縫合線が通常よりも早くつながると、脳の成長に頭蓋骨が合わせることができず、頭蓋骨の変形が起こるのです。
頭蓋骨縫合早期癒合症にはいくつか種類がありますが、中でも長頭症のような形状になってしまうものは矢状縫合早期癒合症と言います。
頭蓋骨縫合早期癒合症は、単に頭の形状だけに影響を及ぼすものではありません。頭蓋骨が正常に拡大できなくなるため、脳の発達まで阻害してしまう恐れがあります。
赤ちゃんの頭の形が気になる場合の対策
長頭症は、月齢が早いうちは仰向け寝の時間を増やすことによってある程度改善する可能性がありますが、頭の形が不自然に前後に長いままで成長してしまう可能性も否めません。
赤ちゃんの頭がまだ柔らかい時期であれば、治療や対策の見込みは十分にありますので、まずは医療機関など専門家に相談することをおすすめします。
医療機関で専門的な観点から分析・専用の計測機器にて測定
単に赤ちゃんの頭を見ただけではどのような原因によって長頭症に至っているのか、専門的な知識なしでは判断が難しいです。
もし、頭蓋骨縫合早期癒合症が原因であれば、早い月齢での手術が理想であるため、なるべく早い段階で医療機関に診てもらうことはとても重要です。
「頭蓋骨変形外来」や「頭のかたち外来」など専門的に見てくれる病院が近くにない場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。
CTやレントゲン、エコー検査に対応できる比較的大きな病院であればかかりつけ医でも十分に対応できる可能性があります。
専門外来を受診する場合、紹介状がないと対応できないことがあります。ヘルメット治療の世界屈指のシェアブランド「スターバンド」のAHSJapanでは全国各地にある提携医療機関のご紹介も可能です。
またAHSJapanでは現在無料にて「頭のゆがみ度測定コース」を実施しており、専用の3Dスキャン計測機器によって1.5秒で客観的に赤ちゃん頭の形のゆがみ度を数値化してくれます。
過去の膨大な事例を元にした専門家のアドバイス・赤ちゃんの頭の形の無料相談も行っています。お近くの提携医療機関もご紹介可能なので赤ちゃんの頭の形でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
原因にあわせた対策を選ぶ
医療機関で診てもらった結果外部からの圧力によるものが原因であれば、タミータイムである程度の効果が得られるかもしれません。
赤ちゃんの成長がそれほど進んでいない状態なら、まだ頭が柔らかいためいくつか手段が選べるでしょう。
長頭症の悪化予防として2つの方法をご紹介します。
体位変換
長頭症の原因の一つとして、赤ちゃんの寝る姿勢の癖が挙げられます。この場合、横向きの姿勢を長時間とらないよう仰向け寝を積極的にとるようにしましょう。
※この際、市販されているドーナツ枕などは窒息の恐れがあるため使用しないでください。また、左右向き癖がついてしまうと斜頭症にも繋がる可能性があるので注意しましょう。
※米国FDA(日本の厚生労働省と同等機関)では、2022年11月、乳幼児の頭蓋形成枕の使用を禁止するよう公示しました。
起きているときも同じ姿勢で頭に力が加わり続けないよう、抱っこやおんぶをしたり、椅子に座らせたりして姿勢を変えてあげると良いでしょう。
首がすわり始めたら安全な範囲内でうつ伏せの姿勢にしてあげると、適度に首の緊張を取ることができます。
ヘルメット治療
自宅での工夫が難しい場合はヘルメット治療を検討したほうがいいでしょう。
全世界60万人以上の赤ちゃんが利用してきたヘルメット治療のスターバンドの場合、赤ちゃんの首が据わってから始められます。
スターバンドのヘルメットは、高性能の専用スキャナーで赤ちゃんの頭をしっかり測定し、1人1人の赤ちゃんの頭の形に合ったフルオーダーメイドのヘルメットを制作をします。ヘルメットの平均装着期間は5ヶ月前後です。
ただし、長頭症での治療は、見た目でのいくらかの変化は期待できますが、標準値までの改善となるとヘルメット治療・スターバンドをもっても難しいと言わざるを得ません。
早い段階での治療開始が望ましいので、まずはAHS Japanにご相談ください。
※ヘルメット治療についての詳細は下記のページにて詳しく説明してありますので興味のある方はご参照ください。
赤ちゃんの頭を矯正するヘルメット治療とは?
※スターバンドについての詳細は下記のページにて詳しく説明してありますので興味のある方はご参照ください。
スターバンドについて
赤ちゃんのエイリアン頭の形が気になったら客観的なデータで判断・対策を
赤ちゃんの頭の形は単に見た目だけの問題ではなく、病気が関わっている可能性もあります。赤ちゃんの頭の形状がエイリアンのようであるなど、気になることがあれば早期発見のためにも、自己判断・主観的判断は避け、ご家族が気になった時点で医療機関に相談してみてください。
AHS Japanでも無料にて赤ちゃんの頭の形のご相談・測定を受け付けておりますので、遠慮なくご相談ください。もちろん赤ちゃんの頭の形の測定だけを受けることもできます。全国の提携医療機関・「頭のゆがみ度測定コース」にて測定を行い客観的なデータを元に対策を考えることが大切です。
病院に行っても病気が発見されないようなら、体位を小まめに変えたり、スターバンドを使用したヘルメット治療を検討したりなどの対策を考えてみましょう。
【初回無料】赤ちゃんの頭のゆがみ度測定コースを実施中!
世界28ヵ国・60万人以上のヘルメット治療の赤ちゃんが利用・頭蓋形状矯正ヘルメット世界最大級シェア 「スターバンド」のAHSJapanでは現在・初回測定が無料にて「赤ちゃんの頭のゆがみ度測定コース」を実施中です。
・日本で数台しかない高性能3Dスキャナー「スタースキャナー」にてわずか1.5秒で正確に赤ちゃんの頭の形を計測(即時に結果判定)
・「義肢装具士」の国家資格を持つ経験豊富なスタッフが対応・サポート
・もし治療対象の場合、治療方法・提携医療機関のご紹介も可能
・強引なヘルメット治療の推奨はありませんのでご安心ください。
赤ちゃんの頭の形の測定・ご相談だけでも大丈夫です。待ち時間なし・完全予約制です。
悩んでいる間にも赤ちゃんの頭は成長していくので赤ちゃんの頭の形でお悩みの方は一人で悩まず、なるべく早くご相談ください。
興味のある方は「赤ちゃんの頭のゆがみ度測定コース」のページをご覧ください。
理学療法士・義肢装具士の資格を持つAHSJapan編集メンバーがヘルメット治療や赤ちゃんの頭の形に関するコラムを交代で執筆・ヘルメット治療体験談を掲載しています。
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