STARBAND BLOG
スターバンドブログ
ゆがみレベル:斜頭Lv4
開始月齢:4.5ヵ月
治療期間:3.5ヵ月
ヘルメット治療を終えた今、感謝の気持ちと安堵感でいっぱいです。
半年ほど前に悩みながら情報収集をする中で最も参考になったのが、同様の悩みを克服された先輩ママ(パパ)たちの体験談とヘルメット姿のかわいい赤ちゃんたちの写真でしたので、私たちの体験談もこちらのページに辿り着かれた方のお役に立てれば幸いです。
娘の向き癖には、生後1日目に黄疸の光線治療を始めた時に気づきました。いつも右を向いているな、と。しかし当時はSIDS(乳幼児突然死症候群)や吐き戻しによる窒息が心配で、むしろ横を向いてすやすや眠っている姿に安心していました。
退院後は母の助言もあり、枕やタオルを使って向きを変えて寝かせたり交互に授乳したりはしましたが、右利きなんだろうな~、と思っていたくらいでそれほど気にしていませんでした。
頭の形が歪んでいることに気づいたのは、生後40日目です。娘と一緒にお風呂に入り、濡れた頭を上から見た時に、あれ?歪んでいる!?と思いました。すぐに夫に見せて確認しましたが、右側の後頭部が凹み平行四辺形のようで明らかに左右非対称でした。
なんとかしたいとインターネットで検索・情報収集をする中で、スターバンドをはじめとするヘルメット治療の存在を知りました。ただ、高額なので最後の手段と思って、「向き癖などによる、赤ちゃんの頭の変形を改善!」と謳うベビーマットを購入し試しました。娘は首をブンブン振って嫌がり、何度寝かせても結局変な体勢で右を向いてしまうので、母娘共々睡眠不足になりそうでした。
ぐるぐる悩みました。元気に育ってくれたらなんでもいい、形よりも中身が大切。
でも、娘が頭の形で悩んだり困ったりしたら悲しい。何もしないと、きっと後悔する。
アメリカ在住の友人に、一般的なヘルメット治療について「アメリカでも約3,000ドル※1する(保険が効くので親の負担は1割程度の場合が多い)」「やって悪いことは何もなさそう」と聞き、AHSのホームページを何度も読んで、夫と相談し西宮協立脳神経外科病院※2を受診することにしました。
受診の結果、ヘルメット治療の対象で、斜頭のレベルは評価項目により3、4(1が標準、5が最重度)とばらつきがあり、総合評価は4レベルということでした。気のせいとか軽度だったらいいよね、重度だったら治療しようと夫婦で話していたので即決ではありませんでしたが、スタッフの方のお話を伺い、月齢も季節も始めるなら早いほうがいいとのことで、治療をすることにしました。
ヘルメット装着のスタートは3月、娘が4ヶ月半の時でした。初めての装着を嫌がり疲れて眠るまで大泣きしたので心配でしたが、大きなトラブルはなく1週間で22時間の装着ができるようになりました。ただ、ヘルメットを外した時や入浴時に掻きむしったので、ミトンを活用しこまめに爪の手入れをするように心がけました。2週間もすると娘も完全に受け入れてくれたようで、ヘルメットが私たち家族の日常になりました。2ヶ月が経つ頃には明らかに丸くなっているのが実感できましたし、スタースキャナーでの測定の度に数値で改善されているのが確認できて励みになりました。
6月下旬の測定で全項目が標準値に入りましたが、修正月齢が7ヶ月で改悪の不安もあったので現状維持のために延長をお願いしました。ただ、その後1週間で突出部分の赤み(圧迫痕)が消えなくなったことと暑くなったことなどから、夫婦で話し合って装着を終了しました。装着しないまま3週間が経ち、7月下旬の最終の測定でも標準値をキープできていたので安心しましたが、全体的に成長しており体積比率の項目は悪くなっていたので、やはり自然には治らなかった、やって正解だったんだ!と思いました。
バギーを押す時、シャンプーをする時、帽子をかぶせる時・・・。
娘の頭を見るたびに、ヘルメット治療をして「本当によかったな」と思います。
治療を支えてくださった西宮協立脳神経外科病院の先生方ならびにスタッフのみなさま、ありがとうございました。
[備考]
※1アメリカでは、最高品質と認知されているスターバンドですが、メーカー希望小売価格は3,995ドルです。スターバンドに準ずる品質のリモルディングディングヘルメットは3,200~4,000ドルの価格帯のようです。サイズや月齢の対象範囲が狭い品質クラスものは2,000ドル以下で販売されており、通常複数のヘルメットが必要となります。
※2現在は西宮協立リハビリテーション病院で行っています。
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理学療法士・義肢装具士の資格を持つAHSJapan編集メンバーがヘルメット治療や赤ちゃんの頭の形に関するコラムを交代で執筆・ヘルメット治療体験談を掲載しています。
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