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病院で高月齢(生後7か月)のためヘルメット治療対象外と断られて、必死の思いでスターバンドを見つけて治療・改善【ヘルメット治療体験談】(斜頭)
星の子リモルディング体験談(斜頭):はーちゃん
お住まい:佐賀県
ゆがみレベル:斜頭:Lv3
開始月齢:9ヶ月
装着期間:6ヶ月
子供は生まれた時からずっと右を向いて寝る癖があり、生後3か月の頃には右の後頭部が凹んでいる状態になっていました。ドーナツ枕を使ったり、身体にクッションやタオルを入れてなるべく右を向かないように対策をしていましたが効果はあまりなく、生後4か月の頃に近くの大手医療機関で赤ちゃんの頭と顔のかたちに特化した外来を受診しました。
その病院ではヘルメット治療をされていましたが、詳しい説明はなく、まずは1か月間なるべく抱っこしたり体の向きを調整して自然と良くなるかどうか経過を見ることになりました。1か月後、後頭部の左右差が1.4cmから0.8cmまで改善していたので、ヘルメット治療はせず2か月後に再受診することになりました。再受診までの間も、なるべく日中は抱っこしたり右を向いて寝ていたら体の向きを変えたりしていました。
そして2か月後に再受診すると、後頭部の左右差が0.8cm→1.8cmまで悪化していました。医師からは、子供が泣いている時に医師たちで測定しているから前回の値も正しかったかわからないし、頭の形は病気によるものではないから気にしなくていいと言われ、この先生はいきなりなぜこんな無責任な事を言うんだと思いました。ヘルメット治療を希望すると、息子は生後7か月になっていた為治療が出来ない(この病院では米国製のパッシブヘルメット※を採用されていた)と言われてしまいました。事前に治療可能期間も教えられていなかったので、私は愕然としてしまいました。
その日の夜、必死の思いでネットを見ていると、AHS Japanさんのスターバンドのことを知り、翌日電話をして2週間後福岡大学病院を受診することになりました。受診の日、先生は診察のみをされ、測定は有薗製作所の方が泣いている息子をあやしながら正しい値がでるまでしっかりと測定してくださいました。
そこで歪みの程度が中等症である事を知りました。有薗製作所の方からは、治療開始時期は生後9か月になるため効果が思うようにでないかも知れないが、それでもこの治療をやりますか?と確認をされました。私は今この治療をしなかったら一生後悔するので治療をしたい旨を伝えました。有薗製作所さんは「お母さんの気持ちが固まっているなら大丈夫!一緒に頑張ろうね!」と暖かく声をかけてくださり、私も息子とスターバンド治療を頑張っていこうという気持ちになれました。
治療期間は夏に被ってしまった為、あせもが出来てしまうこともありましたが大きなトラブルもなく、子供もヘルメットを拒否する事なくスムーズに治療は進んで行きました。
日に日に頭の形は良くなっていき、中間評価でも数値はしっかりと改善していました。
そして卒業の日、息子の頭の形状評価はレベル3の中等度から、レベル2のほぼ標準に近い値まで改善していました。
AHS Japanの皆さん、有薗製作所の皆さん、家族の協力のお陰で、無事に良い結果で治療を終えることができました。本当にありがとうございました。
※パッシブヘルメットとは 内側の加工が不可能、使用期間に限りがあり、一般的に複数個が必要なタイプ。スターバンドは頭の成長にフレキシブルに対応できる「アクティブヘルメット」に属します。
2022年2月5日
[補足]
※現在はスターバンド3Dでのヘルメット治療が開始されています。従来のモデルに比べて通気性・軽量化等、大幅に改良されていますので、興味のある方はスターバンド3Dのページをご参照ください。
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理学療法士・義肢装具士の資格を持つAHSJapan編集メンバーがヘルメット治療や赤ちゃんの頭の形に関するコラムを交代で執筆・ヘルメット治療体験談を掲載しています。
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